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ダムニュースNo.248(平成16年6月)

東郷ダム竣工式

−鳥取県−

 鳥取県が,二級河川橋津川水系宇坪谷川に建設を進めてきた東郷ダムが,平成2年度の予備調査着手以来14年間の歳月を経て完成し,平成16年3月27日に竣工式を開催いたしました。

 当日は,晴天にも恵まれ,ダム下流の東郷池と日本海を一望しながら,多くの関係者と地元住民のご出席をいただきました。

 竣工式は,ダム天端右岸でのセレモニーから始まりました。地元意見により決定したダム湖名である「梨水湖(りすいこ)」を記した記念碑の除幕を,片山鳥取県知事と山本東郷町長が行い,定礎式での思い出を埋め込んだモニュメントの除幕を,定礎式で思いを書き記した地元中学生(定礎時は小学生)が行いました。

 続いて,記念植樹とテープカットを行った後,地元有志「燕龍隊」による大きな龍と獅子の舞い,そしてドラや太鼓が鳴り響く中,にぎやかに竣工式参加者全員でダム天端の渡り初めを行い,左岸に設営した式典会場に移動しました。

 式典では,片山鳥取県知事の式辞に始まり,山本東郷町長の謝辞の後,国土交通大臣(代理),県選出国会議員,地元県会議員の祝辞を頂きました。

 最後に,斉木鳥取県議会土木企画常任委員会委員長の音頭で,東郷ダムの完成を祝うとともに,今後の地域の発展を祈念し,万歳三唱を参加者全員で行いました。

 東郷ダムの諸元は,堤高39.5m,堤頂長227m,堤体積約9万m3,総貯水容量72万m3であり,洪水調節,流水の正常な機能の維持,河川環境の保全,下流既得用水の安定取水等の維持および東郷地区の梨畑約20haに対してのかんがい用水供給を目的とした多目的ダムです。

 東郷ダムは,鳥取県中部に位置する東郷町に建設されました。東郷町は,「湖畔のいで湯と梨の町」として,東郷ダム下流の東郷池周辺には東郷温泉があり,また,鳥取県特産の二十世紀梨の県内最大産地でもあります。

 昭和53年,平成6年の渇水,さらに昭和62年,平成2年には台風による洪水に見舞われ,多大な被害を受けました。こうした苦難から,東郷ダムの早期完成が望まれてきました。

 東郷ダム建設事業の経緯は,平成2年度に予備調査を着手,平成3年度に建設事業を着手,平成7年度に付替道路工事に着手,平成11年度には本体工事に着手し,平成15年度には試験湛水,完成となりました。

 建設においては,グラウチング施工中にグラウチング技術指針改訂が施行されたこともあり,部分的ではありましたが,グラウチング計画の変更を行いました。これによって,コスト縮減を図ることができました。

 

 周辺整備では,地元住民の意見を取り入れるため,計画立案段階から地元住民と意見交換を進めました。

 東郷ダム建設事業では,完成までに長い年月を要し,これまで多くの地元住民及び関係者,ご指導いただいた関係省庁,研究機関の皆様に感謝の意を申し上げつつ,東郷ダムが地域の発展におおいに寄与することを望んでおります。

(中部総合事務所)

片山鳥取県知事の祝辞

東郷ダム全景

テープカット

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