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ダムニュースNo.249(平成16年7月)

中木庭ダム定礎式

−佐賀県−

 佐賀県が二級河川鹿島川水系中川に建設を進めている中木庭ダムにおいて,平成16年6月1日に定礎式が行われました。

 中木庭ダムは,堤高69.5m,堤頂長265.0m,堤体積31.3万m3,総貯水容量680万m3の重力式コンクリートダムで洪水調整,流水の正常な機能の維持および水道用水の確保を目的とした多目的ダムです。

 本事業は,昭和37年7月,昭和51年8,9月の大災害を契機に鹿島川流域の地域住民からの抜本的な治水対策の強い要望を受け,昭和51年に予備調査を開始し,昭和53年実施計画調査に着手,昭和63年度に建設採択され,平成13年度にダム本体工事に着手しました。平成16年5月末現在で,総打設量の22%にあたる約6.9万m3のコンクリート打設が完了しております。

 九州地方は例年より早く5月29日に梅雨入りし,天候が大変心配されましたが,定礎式当日は前夜まで降り続いた雨が嘘のように晴れ上がり,爽やかな青空の下で式典が執り行われました。

 ダム堤体にて行われた定礎行事には,国土交通大臣(代理:鈴木国雄河川局治水課課長補佐)をはじめ,佐賀県知事(代理:川上副知事),衆参国会議員,県議会議員,地元の桑原鹿島市長,鹿島市議会議員,地元関係者及び工事関係者など約200名の出席を頂きました。

 礎石を清めた神事のあと,ダム事業のため貴重な土地・財産を提供して,やむなく移転していただいた用地提供者の皆様が一同で歌われる「石突き音頭」が響くなか,礎石が搬入されました。この「石突き音頭」は,用地提供者の皆様がこの日のために作詞し,節を付けたもので,湖底に沈む古里への想い,工事の安全,そして中木庭ダム完成後の当地区と関係者の繁栄を祈る詞となっております。

 川上副知事の定礎宣言の後,来賓及び工事関係者によって「鎮定の儀」,「斎鏝の儀」,「斎槌の儀」の順で礎石の据付が行われ,地元保育園児によるモルタル均しにつづき「埋納の儀」が厳かに執り行われました。

 「埋納の儀」では,コンクリートバケットからコンクリートが放出されると同時にくす玉開披と出席者全員による万歳三唱が行われ「定礎の儀」は滞りなく終了しました。

 引き続き行われた定礎式典では,地元出身県議会議員の挨拶の中で昭和37年の大水害の様子が克明に語られ,ダム建設が当時からの宿願であったことが紹介されると,当時の状況を思い出して頷きながら聞き入る地元関係者の様子が見受けられました。

 また,式典終了後に催されたセレモニーでのオカリナ演奏では,用地提供者の中に「ふるさと」の演奏に目頭を押さえる方々がおられました。

 

 ダムの本体工事はこれから最盛期を迎えることになりますが,この定礎式を機に,中木庭ダムに寄せる地元の期待と用地提供者をはじめ本事業の推進に御協力いただいている方々への感謝の気持ちをあらたに,平成18年度完成を目指し職員一丸となって努力をしていく所存です。

(西部地区ダム事務所)

郷土芸能奉納(面浮立)

用地提供者による「石突き音頭」

関係者による「斎槌の義」

定礎式典でのオカリナ演奏

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