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ダムニュースNo.250(平成16年8・9月)

長井ダム現場見学会

〜大規模工事を肌で実感〜

−東北地方整備局−

 平成16年6月13日に山形県長井市をはじめ近隣市町の住民183名参加のもと,長井ダムの現場見学会が行われました。

 長井ダムは,東北地方整備局が山形県長井市内の最上川支川置賜野川上流に建設を進め,堤高125.5m,堤体積約120万m3,総貯水容量5,100万m3と東北有数の規模を誇る重力式コンクリートダムです。本事業は平成12年10月に着工し,平成16年7月に定礎式が行われました。平成16年7月には堤体コンクリート50万m3打設達成記念式典が行われ,平成22年度の竣工を目指し,現在,打設の最盛期をむかえています。

 当日は,家族連れやお年寄りを含み大型バス4台が満席となる盛況ぶりで,はじめに場内でのバスの中からの見学となる骨材貯蔵・輸送設備や濁水処理設備のある上流ヤードへ向かうと,普段,眼下に小さくしか見ることのできない各設備の大きさを間近にし,参加者は大きな歓声を上げていました。

 また,長井ダムでは環境に配慮した様々な取り組みを行っています。上流ヤードまでの工事用道路は堤体掘削残土を盛土して造っていることや,本体完成後に湛水する上流ヤードへ各設備を設け,少しでも自然を破壊しないように取り組んでいる事等を説明すると「長井の豊かな自然を壊さない配慮がされていることは素晴らしい」「じゃあ今いる所はダムが出来たら湖になる所なの?!貴重な体験」という声があがりました。

 次に,コンクリートの主運搬設備に国内初の鉛直昇降型クレーン(テルハ型クレーン)を導入していることを説明すると国内で初めての導入なんてなんだか誇らしいわとカメラに収める方も多く,皆それぞれに感動していました。

 

 場内を後にして,原石山,一次破砕設備,骨材投入口,仮排水トンネル呑口を車中から見学し,右岸天端へと場所を移しました。

 右岸天端は,堤体完成時の堤頂高と同じ標高398.5m。バスから降り心地よく吹き付ける風を感じながら骨材貯蔵・輸送設備や堤体を一望し,長井ダムの概要や工事工程,現在の状況等の説明に真剣に耳を傾け,多くの質問を寄せる参加者を見て,地元住民の長井ダムに対する関心の高さを肌で感じることができました。また,長井ダムの規模の大きさだけでなく,長井の自然の豊かさに改めて感動された参加者も多く,自然環境に配慮したダム造りに寄せられる期待の大きさを実感しました。

 帰りのバスの中では,今後の現場見学会や長井ダムインフォメーションセンター「野川まなび館」で予定されているイベントについての問い合わせも多く,この現場見学会をきっかけに長井ダムと地元地域住民とのさらなる交流を図り,地元地域住民の皆様に親しまれ,長井の豊かな自然環境に配慮したダムづくりをしていきたいと強く思いました。

(長井ダム工事事務所)

現地での概要説明

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