胆沢ダム工事現場見学会は,地域住民の皆様をはじめ多くの方々に本体工事の進む実際の工事現場状況をご覧いただき,胆沢ダム建設事業へ一層のご理解をいただくとともに,総合学習の支援のため,今年度3回にわたり企画しているものです。
1回目は,去る5月29 日(土)に地元胆沢町の皆さんを対象とし,2回目は,7月30 日(金)に小中学生(胆江地区)を対象として「ダムの恵みを知り,自然環境の大切さを学ぼう」をテーマに実施しました。
当日は真夏の暑い中,小学生99名,中学生7名,保護者42名の総勢148名の方々の参加がありました。開会式の後,ダム左岸展望台からダムサイトを見渡しながら工事全体の概要説明,ダム上流広場での現在稼働中の大型重機の展示説明,乗車体験,模擬運転と続き,グリズリヤードでは実際に大型重機による作業状況を見学し,午前を終えました。
午後は,胆沢ダム学習館周辺の観察の森及び馬留湿地内での自然観察ゲーム(ネイチャーゲーム)を通して,自然とのふれあいを楽しんだ後,胆沢ダム等に関する質疑応答を行い閉会しました。子供達は,初めて見る大型重機を前に驚き,乗車してその大きさを感じ,さらに重機の模擬運転でその大迫力に圧倒されながらも,貴重な体験をしていただきました。
参加者の皆さんのアンケート結果から,大半の方より胆沢ダムについて理解をしていただいた旨の回答がありました。また,「大型重機等めったに見ることができないのでうれしかった」「また来てみたい」等の意見の他,「子供達にもっとわかりやすいように説明してほしかった」「時間が足りなくてよく見学できないところがあった」等の意見が寄せられました。
胆沢ダムでは,「地域に開かれたダムづくり」をめざして,この他にも地域学習や総合的な学習への支援を目的とした「胆沢ダム学習館」の開館や地元ケーブルテレビにダム専用チャンネル「Sa・Sa・La」を開設して,胆沢ダム工事現場などのリアルタイム映像を放映するなど,地域の方々への情報発信を行っています。
|