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ダムニュースNo.255(平成17年2月)

治水ダム真締川生活貯水池定礎式

−山口県−

 山口県が宇部市の真締川に,平成4年度から建設を進めている治水ダム真締川生活貯水池の定礎式が,平成16年11月22日に執り行われました。

  真締川ダムは,山口県の補助ダムとして初めて施工する均一型に近いフィルダムで,宇部市中心市街地を北から南に貫流する二級河川真締川上流の本川と支川戸石川に二つの堤体を有し,本川と支川を分ける中尾根部に洪水吐きを設ける構造となっています。

 本ダムの目的は,真締川流域の洪水被害の軽減と既得取水の確保及び河川環境の保全であり,ダムの規模は,堤高26.5m,堤頂長415m,堤体積26.9万m3,総貯水容量84.2万m3,有効貯水容量76万m3となっています。総事業費は120億円で,完成は平成20年度末を予定しております。

 本ダムの大きな特徴の1つは,基礎とする風化花崗岩の性状から一般的な止水処理として施工されているグラウチングを行わず,フィル堤体となじみの良いコアトレンチ工法を採用していることであり,また,堤体盛立材は堤体掘削土や近傍公共工事残土を利用することとして,コスト縮減や自然環境負荷の軽減を図っています。

 本体工事は,平成14年12月に着手し,転流トンネル,上流仮締切と施工を進め,平成16年7月に本川を転流させ,8月より支川堤体盛立に着手しており,1.4万m3の盛立となったところで,定礎式を迎えました。

 式典は,地元地権者をはじめ国土交通省,中国地方整備局等から約130名の来賓を迎えて,支川堤体盛立部において行われました。

 綿谷滋二山口県副知事の式辞,藤田忠夫宇部市長の挨拶に続き,山根俊一宇部土木事務所長が事業概要を説明した後,国土交通大臣,山口県議会議長の祝辞が述べられました。

 
 定礎の儀は,大豊建設・大栄建設共同企業体所長の先導により,木遣り歌にあわせ礎石が搬入され,鎮石の儀,斉鏝の儀,斉槌の儀が執り行われました。続いて,身体障害者療護施設常時介護施設「高嶺園」の入所者の皆さんによる記念石の埋納,盛立を行う埋納の儀が行われました。

 定礎の儀がとどこおりなく終わったことを記念し,万歳三唱とくす玉開披が行われ,式典は無事終了しました。

 今後,ダム建設事業は,支川部盛立及び本川部堤体掘削完了を平成16年度末とする工程により,無事故無災害やコスト縮減を目標に,平成18年度末のダム本体完成を目指して鋭意事業を進めることとしています。

(宇部土木建築事務所)

来賓と主催者による「鎮定の儀」


「高嶺園」の入所者による記念石埋納

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