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ダムニュースNo.257(平成17年4月)

羽地ダム竣工式

−沖縄総合事務局−

 沖縄総合事務局北部ダム事務所が,沖縄本島北部の名護市郊外を流れる羽地大川水系羽地大川に,沖縄本島の水資源開発の一環として建設を進めてきた羽地ダムの竣工式が,平成17年1月12日に執り行われました。

 沖縄は戦後27年間,米国の占領下に置かれ,経済面での立ち後れが著しく,地形的特性により構造的な水不足が慢性化し,県民生活の安定と経済発展のためには安定した水資源の確保が最重要課題でした。この度,竣工を迎えた羽地ダムは,昭和47年の沖縄本土復帰以降33年間で北部ダム事務所が建設してきた8ダム目の直轄多目的ダムです。

 羽地大川の下流域は,市街化が進み人口の集中が見られますが,羽地大川の治水事業は大正5年から10年頃と昭和9年頃に一部の改修が行われただけで,抜本的な対策は実施されておらず,しばしば洪水による被害を受けていました。また,羽地平野は本島随一とも言える水田地帯(羽地ターブックワー)が広がり,古くから稲作が行われてきましたが,渇水時には羽地大川も枯れ,かんがい用水の安定供給を図る必要がありました。

一方,沖縄本島では中南部の市街地への人口集中と,産業の発展に伴う都市用水の需要が急増し,新たな水源の確保が強く望まれていました。

 このような背景から,羽地ダムは羽地大川の洪水調節,かんがい用水の安定供給及び沖縄本島の新たな水道用水の確保などを目的として,昭和56年度から建設事業に着手し,平成8年3月本体工事着工,平成10年10月から堤体盛立を開始し,平成12年3月に盛立完了,平成13年7月から試験湛水を開始し,平成16年6月に完了しました。

 竣工式典は,ダムサイト多目的広場において沖縄総合事務局長主催で行われました。

 式典には,地権者の方々を始め西銘順志郎内閣府大臣政務官,塚原浩一国土交通省河川局治水課企画専門官,嘉数昇明沖縄県副知事,名護市長,地元選出国会議員,北部ダム事務所在職職員他約200名の参加がありました。

 始めに,主催者の竹林義久沖縄総合事務局長が式辞を述べられ,続いて西銘大臣政務官からの挨拶,塚原企画専門官より国土交通大臣の挨拶代読があり,来賓を代表して嘉数副知事より知事祝辞の代読がありました。

 その後,横森源治北部ダム事務所長より工事経過報告,来賓紹介と続き,最後に羽地ダムの建設にあたり事業の重要性をご理解いただき,積極的に協力,貢献いただいた名護市並びに羽地大川ダム対策委員会に対し,竹林局長から感謝状の贈呈がありました。

 式典終了後,会場をダム堤頂に移し,来賓の方々と沖縄総合事務局代表者による記念植樹,記念放流,くす玉開披が行われました。記念放流では,スイッチを押すと同時に維持放流設備用の引張りラジアルゲートから勢いよく水が噴出する模様がモニターに映し出され,浅層曝気装置を兼ねた噴水が空高々と打ち上がりました。

 記念行事の最後に,渡口潔沖縄総合事務局次長の発声で万歳三唱が行われ,出席者全員で羽地ダムの竣工を祝いました。

 

 最後に,先祖代々伝わる貴重な土地を提供していただいた地権者を始め,多大なるご協力を賜りました関係者各位,ご指導いただきました内閣府,国土交通省並びに関係機関の皆様に心より感謝申し上げます。

 羽地ダムが地域の安全と発展に大きく寄与するとともに,末永く人々の憩いの場として親しまれ,地域の新たな風土資産となることを祈念して,羽地ダム竣工の報告とします。

(北部ダム事務所)

羽地ダム全景


式辞(沖縄総合事務局長)


万歳三唱(沖縄総合事務局次長)


くす玉開披

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