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ダムニュースNo.263(平成17年10月)

真締川治水ダム盛立10万m3達成

−山口県−

 真締川治水ダム(真締川生活貯水池)建設事業は,平成4年度に事業採択された治水ダムで,宇部市の中心市街地を北から南へ貫流する二級河川真締川の上流に建設中です。ダム型式は,県内の補助ダムとしては初となるアースフィルダムで,真締川本川と支川戸と石川にそれぞれ堤体を設け,ひとつのダムを造る構造となっています。ダムの規模は,堤高26.5m,堤頂長415m,堤体積24万,総貯水容量84.2万,総事業費120億円で,平成20年度に事業を完了する予定です。

 一般的なダムの建設では,良質な盛立材料を確保するために原石山を設けることが多いのですが,本ダムでは,堤体の安定を図ることが出来る材料として,堤体掘削から発生する土を盛立材として再利用を行っています。

 まず,支川堤体掘削を先行し,その土を本川の盛立材として利用するために隣接地に設けた建設発生土処分場に仮置きを行い,支川の盛立材料は,本川の堤体掘削土を直送して盛り立てます。また,本川の盛立材は,一旦仮置きしたものを盛立てることで,現場外に土砂を搬出しないので,周辺環境への負荷を大きく軽減しています。また,これによりコスト縮減を図ることができます。

 ダム本体工事は,平成14年12月に着工し,平成19年3月末の完成を目指して,鋭意工事を進めています。支川部の現在の進捗は,盛立が約92%となり,堤体の形が下流から見てハッキリ見ることができるようになりました。上流法面のリップラップ(石張り)の施工も進み一段とダムらしくなってきました。

 本川部は,河床部のトレンチによるくぼみの盛立がほぼ終わり,上下流のゾーンがつながる状況です。また,左岸の亀裂性岩盤に施工しているグラウトについては,8月中には完了する予定です。

 このような施工状況の中で,このたび,盛立量が10万に達しました。なお,堤体全体の盛立進捗率は約40%です。

 本年度は,平成18年11月の試験湛水に向け,管理設備として取水放流設備や管理棟を建設する予定です。 これからも,無事故無災害の事業完成を目指し,ダム建設課職員一同努力してまいります。

支川盛立状況 支川右岸から左岸を臨む

本川盛立状況 本川右岸中尾根から左岸を臨む

真締川治水ダム全景 下流から上流を臨む

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