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ダムニュースNo.268(平成18年3月)

益田川ダムサーチャージ水位到達

〜ダム湖名は「ひだまり湖」〜

−島根県−

 益田川水系益田川で試験湛水中の益田川ダムは,平成17年12月7日午後1時30分にサーチャージ水位(EL72.7m)に到達しました。

 益田川ダムは,島根県益田市を流下する二級河川益田川の中流益田市久々茂町に建設している治水専用ダムであり,河床部に常用洪水吐きを有し,平常時には水を貯めないダムです。ダムの集水面積は87.6km2,総貯水容量675万m3の重力式コンクリートダムです。ダムの建設により,ダム地点での計画洪水流量950m3/s のうち380m3/sを自然調節し,昭和58年7月豪雨(山陰豪雨)の雨量にも対応できるものとなり,下流の洪水被害の軽減を図ります。また,河床部に常用洪水吐きがあることから,上流から流入してくる土砂を流水といっしょに流下させるとともに,河川に生息する魚類等もダム上流に遡上することが可能で,全国的にも珍しい構造となっています。

 試験湛水は,平成17年10月7日から開始しました。10月,11月は降雨量が少なく貯水位上昇は平年を下回る状況で推移しました。しかしサーチャージ水位近くになった時点での寒波による初雪,その後の降雨により一気に水位が上昇しサーチャージ水位到達となりました。

 サーチャージ水位到達後は,24時間の水位維持後,平成17年12月9日には水位を低下させるための放流を開始しました。

 12月8日,9日の2日間には千人を超える見学者が訪れ,非常用洪水吐きから越流する水しぶきに感激の声を上げていました。また,9日には公募し決定したダム湖名「ひだまり湖」が披露され,命名者に賞状と記念品が授与されました。

 益田川ダム貯水池内上流にはスポーツ交流広場やゴルフ場を有する「ひだまりパークみと」が整備されており,多くの人から親しまれています。この施設のように,多くの人でにぎわう,ひだまりのようなあたたかいダムになってほしいという願いを込めて,「ひだまり湖」と命名しました。

 益田川ダムは,その後1日1mを限度として貯水位を低下させ,平成18年2月10日には最低水位(EL36.7m)まで水位を下げ,試験湛水を完了しました。

ダム越流状況

ダム越流見学状況

ダム湖名碑除幕式

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