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ダムニュースNo.270(平成18年5月)

中野方生活貯水池の竣工式

−岐阜県−

 中野方生活貯水池(以下,「中野方ダム」という。)は,一級河川木曽川水系中野方川に,平成2年から16年の歳月を掛け建設をしたダムです。その中野方ダムで,平成18年3月27日,多数の関係者と多くの地域住民が集まり盛大に竣工式が開催されました。

 中野方ダムは,岐阜県東部に位置する恵那市に建設された生活貯水池です。恵那市は,市内にダム湖百選に選ばれた恵那峡や阿木川湖を有するなど,ダムが自然と調和する街です。

 しかし,古くからダムと関係深いことからも推察できるように,幾多の水害に恵那市は見舞われています。中野方川流域も例外ではなく,昭和58年,平成元年の台風による洪水,また平成6年,7年には渇水など,これまでに多くの水による被害に苦しんできました。こうした状況を打開するため,中野方ダムの早期完成が地域住民から強く望まれてきました。

 中野方ダムは,堤高41.7m,堤頂長390.0m,堤体積約139千m3,総貯水容量411千m3で,洪水調節,流水の正常な機能の維持及び水道用水の補給を目的に建設されました。

 中野方生活貯水池整備事業の経緯は,次のとおりです。

竣工を迎えた中野方ダム

祝辞を述べられる国土交通大臣(代理)

 「平成2年度に建設事業採択」「平成12 年度に補償基準妥結」「平成13年度に本体工事着手」「平成15年度に定礎」「平成16年度に試験湛水開始」「平成17 年度に完成」

 中野方ダムでは,地域と共に進めるダム事業を目標に掲げ,地域住民や各種団体の代表者で組織された「中野方生活貯水池整備懇談会」を通してダム建設への理解と協力を得てきました。

 また,ダム本体工事着手後にグラウチング指針が改訂され,グラウチング計画を見直し,施工を実施しました。新指針による他ダムの施工実績が無いため,試験施工を行うなど慎重な検討を行いました。これにより,基礎処理工費を約29%削減することができました。

 中野方ダム竣工式には,およそ400人もの人々が集い,その完成を祝いました。

 竣工式は,古田岐阜県知事による式辞の後,国土交通大臣(代理:徳元河川局治水課事業監理室課長補佐),地元選出国会議員である古屋衆議院議員,山下岐阜県県議会議長の祝辞をいただきました。

 会場を移し,地元中野方保育園の皆さんとともにテープカット,記念植樹を行った後,地元伝統芸能である「めれた囃子」「新中野方音頭」「杵振り」が披露され,その場に集まった多くの人々を魅了しました。

 今回竣工を迎えた中野方ダムでの経験を生かし,今後も地域とともにダム建設を実施していきたいと思います。

 最後に,中野方ダム建設に当たりご指導,ご協力をいただいた国土交通省,(財)ダム技術センター,恵那市,地域住民の皆様など,中野方ダム建設でお世話になったすべての方々に感謝します。

(恵那土木事務所)

地元保育園児とともに植樹を行う古屋衆議院議員(左)と古田岐阜県知事

ダム竣工を記念するテープカット

地元伝統芸能「杵振り」

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