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ダムニュースNo.272(平成18年7月)

こまちダム試験湛水開始

−福島県−

 福島県と小野町が二級河川夏井川水系黒森川に建設を進めている生活貯水池こまちダムの湛水式が,初夏の風薫る6月14日に行政関係者,工事関係者など80数名の出席のもと,執り行われました。

 こまちダムは,福島県の東部地域を南北に走る阿武隈山系の南部中央域の小野町に位置し,洪水調節,流水の正常な機能の維持,水道用水の確保を目的とした,堤高37.0m,堤体積33.7千m3,総貯水容量772千m3の多目的ダムです。「こまちダム」の名称は,小野町に古くから伝えられている平安時代の女流歌人であり,世界三大美女と称される「小野小町」の生誕伝説から,地域に親しまれるダムとなることを願って名付けられました。

 本事業は,平成6年度に建設事業に採択され,ダム本体工事を平成15年10月に着手し,平成16 年6月から堤体コンクリートの打設を開始し,平成17年9月に打設を完了。平成18年3月に湛水のための基本設計会議の承認を得て,このたび,試験湛水の開始に至りました。

 当日は,ダムサイト左岸上流側に設けられた会場において,試験湛水の無事完了を祈念して安全祈願が行われ,ひきつづき,堤体を一望できる場所で湛水式が行われました。まず,福島県河川港湾領域総括参事の力強い湛水宣言後,小野町長および共同企業体代表によりゲート閉塞ボタンが押され,堤内仮排水路が閉じられました。閉塞終了後,地権者代表と行政区長によって久須玉開球が行われると同時に小野町議会議長の音頭のもと,出席者全員で阿武隈の山々に響き渡る様,声高らかに万歳三唱を行い,式典は無事終了しました。

 こまちダムの貯水池の名称は,昨年小野町民から公募して「こまち湖」と名付けられています。この「こまち湖」がサーチャージ水位に到達するのは平水年で本年12月下旬頃になる予想です。こまちダム賛歌の一節に「小野小町も見た,阿武隈の山並み」とありますが,この12月下旬にはこの山並みに静かにたたずむ「こまち湖」の姿を思い浮かべて報告を終わります。

 今後は,ダム本体や貯水池内の安全を確認しながら残りの工事を進め,平成19 年4月1日の供用開始を目指し,安全に事業を進めて参ります。

(県中建設事務所)

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