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ダムニュースNo.273(平成18年8月)

徳山ダム洪水吐き打設完了式

−独立行政法人水資源機構−

 平成18年6月2日,水資源機構が木曽川水系揖斐川上流で建設を進めている徳山ダムで,洪水吐き工の打設完了式が執り行われました。洪水吐き工は平成14年4月3日に越流部コンクリート打設開始が行われ,約4年2ヶ月の施工期間を経て打設完了に至りました。

 式典には,国土交通省中部地方整備局,岐阜県,揖斐川町,電源開発?等から来賓を迎えました。水資源機構徳山ダム建設所第二ダム工事課長による打設開始の号令のもと,「祝」の文字で飾られたバケットから越流部ガイドウォール部天端に最後のコンクリートが投入され,締め固めの完了を見届けた後,出席者全員で万歳三唱し総体積約22万m3にもおよぶ洪水吐きコンクリートの打設完了を祝うとともに,移転された旧徳山村の方々への感謝の気持ちを新たに致しました。

 徳山ダムは堤高161m,堤頂長427.1m,堤体積約1,370万m3,総貯水容量約6億6,000万m3の中央遮水壁型ロックフィルダムで,堤体積及び総貯水容量は日本一の規模を誇ります。徳山ダムは下流の横山ダムと連携し,洪水の調節,正常な流水の維持の他,都市用水の確保,水力発電を行うことを目的としています。

 徳山ダム建設事業は,昭和46 年に実施計画調査を開始し,平成11年に転流工事に着手,平成12年に本体工事着手,平成17年11月に盛立完了,平成18年6月に洪水吐きコンクリート打設完了となりました。

最終コンクリート投入の瞬間

越流部ガイドウォール部

下流側から洪水吐きを臨む

 徳山ダムでは,国土交通省横山ダムの「横山ダム再開発事業」と連携し,横山ダム堆積砂礫を洪水吐き工,堤体付属設備,付替え国道等のコンクリート骨材及びダム堤体のフィルタ材へ有効利用しました。既設ダムの堆砂を新設ダムの材料に利活用したことは我が国初の試みであり,これにより横山ダムでは堆砂の有効利用,貯水池のリフレッシュ化,徳山ダムではコスト縮減および環境負荷軽減・省資源化につながりました。  揖斐川は,木曽三川の中でも最も治水安全度が低く,大垣市など揖斐川下流域では過去に幾度となく甚大な洪水被害に見舞われていることから,徳山ダムは一日も早い完成が望まれています。洪水吐きコンクリートの打設は完了しましたが,“放流設備工”“管理設備”“周辺整備”“閉塞工等”まだまだ多くの工事が残っています。引き続き,安全を確保しつつより品質の高い施設等を作り上げ,試験湛水及び平成20 年春の運用開始を目指して職員一同,より一層努力してまいります。

(徳山ダム建設所)

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