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ダムニュースNo.284(平成19年7月)

遠野第二ダム堤体工事安全祈願祭および起工式

−岩手県−

岩手県が,一級河川北上川水系猿ヶ石川左支川来内川の岩手県遠野市遠野町九重沢地内に建設を進めている遠野第二生活貯水池(以下,堤体名を遠野第二ダムと呼ぶ。)の堤体工事安全祈願祭および起工式が,6月21日大安,折からの雨も上がった中,地権者代表,近隣行政区代表,行政関係者,施工関係者ら70人余りが出席し,遠野第二ダム左岸サイトで執り行われました。

 ダムサイトは,市街地の南端に位置し,左岸には小集落もあり,サイトとしては多くのダムと比べ趣が違います。

 遠野第二ダムは,洪水被害を防止するために,一級河川北上川水系来内川遠野第二生活貯水池として,平成2年度,建設省からの建設事業採択を受けて以来,関係各位のご協力を賜り,順調な事業の進捗を見ているところであり,本年,ダム本体の掘削および築造工事に着手するに至ったものです。

 遠野第二ダムは,堤体と洪水吐トンネルから構成され,洪水を分流する構造となっており,堤体は,堤高23.1m,堤頂長87.5m,堤体積2万m3,総貯水容量24万8千m3の重力式コンクリートダムで,洪水吐トンネルは,水路延長 約2,026 m(トンネル長 約2,026m),内空断面24.5m2となっています。

 3月末,堤体工事の契約の運びとなり,付替県道は6月1日に供用を開始し,本体の基礎掘削に着手できることから,事業着手以来16 年を経て,この度のダム堤体工事の起工式を迎えることが出来ました。

 式辞で,沖正博県土整備部河川港湾担当技監は,「地元が待望した遠野第二ダムが着工できたのは,ひとえに先祖伝来の貴重な土地を提供していただいた地権者皆様方の理解並びに,関係各位の協力と支援に感謝します」と述べました。

 本田敏秋遠野市長は,「洪水被害は,記憶にあり,遠野市が進めている来内川周辺のソフト事業は安全安心の上に成り立つ。よって,この事業が早期に効果を発現されるよう関係者に期待する。」と述べられました。

 今後の,工事工程として,平成19 年度内の基礎掘削の終了,続いて堤体コンクリートの打設を開始,平成21 年度の早期にコンクリート打設を完了,その間,並行して止水グラウチング,放流設備・ゲート据付等を完了,そののち,天端橋りょうの架設,管理設備・管理棟の設置を完了,平成22年の前半に試験湛水を完了し,周辺の整備を行い,平成22年度末を以って事業の竣工を図ることとしています。併せて,市街地に近接したダム工事であり,特に,周辺の市民生活への影響を極力最小とするよう,環境調和と安全とを十二分に心がけながら,工事を進めていかなければなりません。

(岩手県 遠野土木センター)

遠野第二ダム略図

起工式

遠野第二ダム県図

遠野第二ダム完成予想図

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