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ダムニュースNo.285(平成19年8月)

中木庭ダム竣工式

−佐賀県−

 佐賀県が昭和63年から二級河川鹿島川水系中川の鹿島市大字山浦地内に建設を進めて来た「中木庭ダム」の完成に伴い,その竣工式を平成19年6月3日に執り行いました。

 鹿島川流域は,従来出水の度に被害を受けており,特に昭和37年,昭和51年,平成2年等々豪雨の度に河岸の決壊,氾濫を繰り返し,度重なる被害に地元住民から抜本的な治水対策を強く望まれていました。

 このため治水計画の見直しを行った結果,河川改修と併せて中木庭ダムの建設により治水安全度を高めることとしました。

 当ダムは,堤高69.5m,堤頂長265.0m,堤体積31.3万m3,総貯水容量680万m3という県内の県営12ダムの中でも最大規模の重力式コンクリートダムで,洪水調整,流水の正常な機能の維持および鹿島市水道用水の確保を目的とした多目的ダムです。

 本ダム事業は,昭和51年に予備調査を開始し,昭和53年には実施計画調査に着手しました。その後,昭和63年に建設事業に採択され,用地補償交渉,付替国道また付替市道の整備等を行い,平成13年にダム本体工事に着手しました。平成17年12月にはダム本体コンクリートの打設を完了,平成18年10月からは試験湛水を開始しており,このたびめでたく竣工式を迎えることが出来ました。

 竣工式当日は朝から雲行きが怪しく雨の心配もありましたが,幸いにも式典の間は雨も降らず,曇り空で暑くもなく,絶好の天気のなかで無事式典を執り行うことが出来ました。

 今回行われた神事・竣工式・祝賀式には,地権者等地元関係者をはじめとして古川佐賀県知事,国土交通大臣(代理:河川局治水課林課長補佐),地元選出の国会議員,佐賀県議会議員,桑原鹿島市長,鹿島市議会議員及び工事関係者等合わせて約200名の方々にご出席いただきました。

 今後は,ダム周辺の整備が行われ,地域の発展と安全で安心できる快適な暮らしが実現されるものと確信しています。ダムサイト左岸で行われた神事のあと,知事,市長等による記念碑の除幕,テープカット・くす玉開披が行われました。

 当日はダム堤体の風も強く,くす玉の紙吹雪も見事に舞い,これからのダムの繁栄を祈願しているようでした。

 続くダム放流式では,地元保育園児による鼓笛隊の先導に続き,知事,市長,地権者代表等が放流のスイッチを押し,放流が開始されました。

 その後,別の場所へと会場を移し,祝賀式が催されました。知事及び市長の挨拶のあとダム管理事務所長の事業経過報告,来賓の方々の祝辞,乾杯の音頭と続き,終わりに,アトラクションとして地元の伝統芸能で,用地提供者の作詞による「石突き音頭」が披露されました。さらに水没移転者が生まれ育った山浦地区での思い出を綴った歌「望郷・能古見狭」も披露され,盛会のうちに式を終わることができました。

 最後にダム建設にあたり貴重な土地財産を提供して頂いた地権者をはじめ,地元鹿島市の方々,また建設に携わった方々のご協力に心からお礼申し上げます。

               (佐賀県ダム管理事務所)

中木庭ダム本体

テープカット・くす玉開披

神 事

保育園児による鼓笛隊

祝賀式

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