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ダムニュースNo.286(平成19年9月)

綱木川ダム竣工式

−山形県−

 山形県が県南部の最上川水系鬼面川支川綱木川の上流,米沢市簗沢に建設を進めていた綱木川ダムが,昭和63年の建設事業着手以来20年の歳月を経て竣工し,平成19年8月2日に,このダムを水源とする置賜広域水道(拡張)事業と合同で竣工式が執り行われました。

 竣工式には,国土交通大臣(代理:廣瀬河川局治水課企画専門官),齋藤山形県知事,安部米沢市長をはじめ,地元選出国会議員,県議会議員,地元関係者及び工事関係者120余名が出席しました。

 鬼面川はたびたび洪水被害を起していたため,昭和31年までに中小河川改修工事が行われ,治水安全度の向上が図られてきました。しかし,その後も県南部に未曾有の被害をもたらした昭和42年8月の羽越水害をはじめ台風や集中豪雨による河岸の決壊,氾濫が繰り返される一方,昭和48・50・59・平成6年の夏期においては,深刻な水不足に見舞われるなど,これまで多くの水による被害に苦しめられてきました。こうした状況を打開するため,綱木川ダムが計画され,その早期完成が待ち望まれていました。

 綱木川ダムは,洪水調節,河川環境の保全,並びに米沢市を始めとする2市2町への水道用水の供給を目的とする50年確率で計画された多目的ダムで,堤高74m,堤頂長367.5m,堤体積215.4万m3,総貯水量955万m3の中央コア型ロックフィルダムです。

 当ダムは昭和54年度に予備調査,昭和59年度には実施計画調査をそれぞれ開始し,昭和63年度の建設事業採択を受け,平成元年度に県道付替,平成6年12月には本体工事に着手しました。その後,平成8年1月綱木川転流,平成11年7月にはコア盛立を開始し,同年9月に定礎式を行い,平成16年10月にダム堤体盛立が完了しました。その後,取水放流設備,ダム制御処理装置設備,通信警報設備が平成18年度に,管理用発電設備が平成19年5月にそれぞれ完成いたしました。その間,平成18年9月25日から試験湛水を開始し,平成18年11月13日にサーチャージ水位到達,平成18年12月14日に,最終的なダムの安全性を確認し試験湛水を終了しました。

 竣工式は,はじめに湖名碑・堤名碑除幕,テープカット,くす玉開被等の現地式典をダムサイトで行った後,会場を移し竣工式典を行いました。竣工式典では,齋藤山形県知事の式辞,古山綱木川ダム建設事務所長・青木置賜地区水道事務所長の事業経過報告に続き,国土交通大臣をはじめとする来賓の方々から祝辞をいただきダムの完成を祝いました。

 最後に,ダム建設にあたり移転を余儀なくされた方々,貴重な土地を提供していただいた地権者の方々をはじめ,ご指導をいただきました国土交通省並びに関係機関の方々に心より感謝の意を表します。また,綱木川ダムが,末永く地域の皆様に愛されるとともに,置賜地方の治水安全度の向上や水道用水の水がめとして,この地域に大きく貢献することを祈念し,竣工式の報告といたします。

(綱木川ダム建設事務所)

堤名碑の除幕

テープカット及びくす玉開披

ダム上空写真

祝賀会での太鼓の演奏

ダム下流側から

竣工式典で挨拶する知事

 

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