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ダムニュースNo.295(平成20年7月)

真締川ダム「完工式」

−山口県−

 山口県が宇部市川上地内の二級河川真締川に建設を進めていた真締川ダムの完工式が山口県及び宇部市の主催で去る5月30日にダムサイトにて盛大に執り行われました。

 当日は、国土交通大臣(代理:河川局治水課事業監理室越智室長)、二井県知事、県議会議員、藤田市長、市議会議員、地元選出国会議員(代理)、地権者、地元関係者、工事関係者など約150余名の出席がありました。

 式典では、主催者を代表して二井知事が式辞、藤田市長が挨拶を述べ、中村宇部土木建築事務所長が事業経過報告を行い、国土交通大臣(代理)をはじめとする来賓の方々から祝辞をいただきました。

 続いてダムサイトでは、記念行事が行われ、ソメイヨシノ3本の記念植樹、地元宇部市立川上小学校4年生の代表により真締川ダムの作文発表とみんなの将来の夢を書いたタイムカプセルの収納、来賓及び関係者によるくす玉を割り、地元琴崎保育園児による風船飛ばし、最後に出席者全員で万歳三唱を行い真締川ダムの完成を祝いました。

 真締川ダムは、隣接する二つの河川を二つの堤体でせき止め一つのダム湖を形成しています。最大堤高21.9m、堤頂長368.0m、有効貯水容量760千m3の比較的小規模なダムです。治水ダムとしては県下初のアースフィルダムで、洪水調節、既得用水の安定化と河川環境の保全を目的としています。

 このダムは、平成3年に予備調査を開始し、平成4年度「小規模生活ダム(平成9年度から生活貯水池と事業名改称)」として事業採択されました。以来、用地取得、付け替え道路の工事も順調に進み、平成14年12月に本体工事に着手、平成19年6月には取水放流及び管理設備を含めて完成しました。平成19年3月からは試験湛水を開始し今年2年目を迎えているところです。

 堤体の盛り立て材料の大半を事業地内で発生した掘削土砂(強風化花崗岩のマサ土)や岩石(花崗岩の風化残留核)を有効に利用することで建設残土の発生を抑え建設経費の縮減や環境負荷の軽減を図っています。

 建設にあたっては、アースフィルという堤体形式を活かし、中央の尾根部に管理道を兼ねた散策道の設置や堤体前面に残土を活用した余盛とこれへの植栽を行うなど、完成後の利活用に着目して、周辺の自然環境に配慮した取り組みを行いました。

 真締川ダムは市街地に近く、自然景観に恵まれていることから、地域住民の憩いの場としての関心が高く、ダム湖の愛称を募ったところ、地域の未来を担ってくれる願いを込めた「未来湖」と決まりました。人々にいつまでも親しまれ、地域発展の役割を十分発揮するダムとして期待されています。

 最後に、地元の方々の御協力、国土交通省をはじめ関係各機関の皆様からの多大なるご指導・御支援を賜り、完成の運びになりましたことに対して、心より厚くお礼申し上げます。

(山口県 宇部土木建築事務所)


藤田市長挨拶

タイムカプセル収納

二井知事式辞

くす玉割り

記念植樹
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