国土交通省が、一級河川岩木川に建設を進めている津軽ダムでは、平成21年5月27日、防災ヘリコプター「みちのく号」による岩木川流域調査を実施しました。
目的は、上空から岩木川流域を調査することにより、深く岩木川を知り津軽ダムの必要性を再認識することと、西目屋村防災計画で避難所や臨時ヘリポートに指定されている砂川学習館で、災害時の離着陸に支障となる物件がないか確認することです。
今回の調査には、津軽ダム水源地域の西目屋小学校5、6年生児童にも同行していただきました。
まず、西目屋村砂川学習館を離陸し、岩木川の源流「
雁
森
岳
」から岩木川沿いに北進し、岩木川河口である十三湖、そして日本海に抜けてまた西目屋村まで往復するという約1時間半の運航でした。
最初は緊張してた児童も徐々にリラックスし、上空からみる岩木川とその周辺の景色に感動、興奮しながら岩木川流域について楽しく学ぶことができたようです。
今回搭乗した西目屋村小学校の児童より感想を頂きましたのでご紹介します。 |
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飛んだ。ぼくは、ヘリコプターが飛んで興奮しました。岩木川の始まりの上流は、川幅がすごく狭く、水がきれいなのがわかります。中流の方にいくと、だんだん川幅が広くなって、川がくねくねしてきて面白いなと思いました。下流の十三湖に向かっていると津軽平野がありました。見る限り、全部が水田地帯でした。ぼくは、津軽平野の米や畑は岩木川に支えられて、よく育つんだなと思いました。やがて十三湖が目に入ってきました。十三湖は、ものすごく広いのに気がつきました。ぼくは、十三湖と日本海の境目に目をやりました。上空からしか見えない海への注ぎ口をみることができ、とてもうれしくなりました。
今日の勉強でわかったことは、津軽平野の大事なものは水だけど、その水を送っているのはダムなので、ダムの大切さがわかりました。ダムは人の手によって造られるので人の知恵が一番偉いことになると思いました。岩木川の水がいかに大切か目で見ることができ、今日習ったことを今後に生かしたいと思いました。
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