国土交通省が、一級河川岩木川に建設を進めている津軽ダムでは、平成21年5月から本体基礎掘削工事に着手しており、徐々に堤体敷が露わになっています。
津軽ダムは、堤高97.2m、堤頂長342m、堤体積約70万4千m3、総貯水容量1億4090万m3の重力式コンクリートダムで、約60m離れた直上流には、旧建設省が施工し青森県が管理する目屋ダム(堤高58m)があります。目屋ダムの機能を維持しながら建設することから、半川締切方式により施工されることや、貯水池運用に影響が及ばない場所に仮設備等を配置する必要があるなど、再開発ダム特有の課題を克服しながら施工を行っていることが特徴です。
本体建設工事は、平成20年10月に間・西松特定建設共同企業体と契約。間もなく半川締切としての仮排水路工に着手し、現在は本体基礎掘削と並んで、原石山の掘削、コンクリート・骨材製造設備等の本体工事関係仮設備の施工が並行して進められています。
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本体基礎掘削工は、6月10日現在で18,000m3(全体量741,000m3)まで実施。2.4%の進捗となっていますが、来年度の堤体コンクリート打設にむけて鋭意施工を進めているところです。
(国土交通省東北地方整備局
津軽ダム工事事務所)

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