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ダムニュースNo.306(平成21年8月)

「土木研究所・山口大学GPS 変位計測研究会」の設立と

キックオフミーティングの開催

− 独立行政法人土木研究所−

 独立行政法人土木研究所では、GPS(GlobalPositioning System)を用いたダムの変位計測に基づく安全管理に関する研究を進めています。これまでに得られた研究成果により、既に多くのダムで実際に安全管理のツールとして運用されています。

 今回、GPS によるダム変位計測データの高度な分析・処理方法の検討、ダムにおけるGPS 計測の合理的運用方法の提案等をといった、GPS によるダムの安全管理技術の発展を図ることを目的として、GPS 変位計測の高精度化についての最先端の研究を実施している山口大学工学部と意見交換を積極的に行うために「土木研究所・山口大学GPS 変位計測研究会」(以下、ダムGPS研究会)を設立しました。

 ダムGPS 研究会の第1 回の会議がキックオフミーティングとして、平成21 年6 月25 日に山口大学工学部(山口県宇部市)で開催されました。第1回の会議には、山口大学大学院理工学研究科社会建設工学専攻 清水則一教授、同大学大学院理工学研究科環境共生系学域安全環境学センター 川崎秀明教授、土木研究所水工研究グループダム構造物チームからは上席研究員 山口嘉一他2 名、またオブザーバーとして、山口大学と官学共同研究を実施している山口県土木建築部河川開発課開発班 川島敏幸主査、山口県管理の真締川ダム(アースダム)で山口大学と共同でGPS によりダムの変位計測を実施している常盤地下工業株式会社、国際航業株式会社の担当者が参加しました。

 

 会議では、土木研究所より、これまで実施したGPS を用いたダムの安全管理に関する研究の紹介等を、山口大学からは、真締川ダムの変位を中心とした計測結果の紹介を行いました。特に、真締川ダムの計測結果については、高精度で連続観測が可能なGPS 計測の利点を生かした外部変形計測を行った結果、これまでの測量では得ることができなかった、ダムの微少な挙動を計測できることが確認できました。また、その計測結果について、活発な議論をおこないました。その後、場所を真締川ダムに移動し、ダムを管理する宇部土木事務所よりダムの概要説明を受けた後、現地の状況確認を行いました(写真-1、写真-2 参照)。

 今後は、第一回会議での討議結果も踏まえ、GPS による地震後の変位計測等の新しい話題についての議論を行うため、第二回会議を実施する予定です。

独立行政法人土木研究所

写真-1 真締川ダム上流側

写真-2 真締川ダムに設置されているGPS センサー

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