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ダムニュースNo.313(平成22年3月)

森吉山ダム「試験湛水開始」

− 東北地方整備局 −

 国土交通省が秋田県北秋田市の米代川水系小又川に建設を進めている森吉山ダムは、平成22年1月20日に試験湛水を開始しました。

 森吉山ダムは、堤高89.9m、堤頂長786m、堤体積585万m3、総貯水容量7,810万m3の中央コア型ロックフィルダムで、洪水調節、流水の正常な機能の維持、かんがい・水道用水の供給、発電を目的とした多目的ダムです。

 本事業は、昭和48年に実施計画調査に着手、昭和61年に建設事業に移行し、平成14年3月から本体工事に着手するとともに、ダム工事では初めてとなる民間のマネジメント技術を活用した「工事監理試行業務」(CM業務)を実施し、品質の保持、コスト縮減、工期の短縮に努めるとともに、「森吉山ダムエコダム検討会」を設立し、自然、動植物などの環境の面にも配慮し、8年余りの歳月を経て、試験湛水を開始しました。

 当日は、地元関係者や工事関係者など約50名が出席し、試験湛水の無事完了と今後の工事の安全を祈念して修祓式を執り行い、続いて管理庁舎内に会場を移し湛水式が行われました。

 湛水式では、津谷永光北秋田市長や東北電力(株)三浦政彦秋田支店長、東北地方整備局関博之副局長が昭和47年や平成19年の豪雨災害に触れながら「流域住民の安全・安心を確保するために、早期完成を願う」などとあいさつし、齊藤滋宣能代市長、加藤修平秋田県建設交通部長の祝辞、東北地方整備局森吉山ダム工事事務所佐藤清所長の工事経過報告に続き、「湛水の儀」が行われ、関係者を代表して5名の方々がゲート降下合図ボタンを押すと、仮排水トンネルを閉めるゲートが下ろされました。ゲートが降下する様子は会場のモニターに映し出され、ゲートが無事降下したのを確認すると、北秋田市議会吉岡興議長の発声により全員で万歳三唱し、湛水式は無事終了しました。

 例年並みの流況であれば、今年の12月頃に最高水位に達し、満々と水をたたえた「森吉四季美湖(もりよししきみこ)」が出現することになります。その後、水位を下げ平成23年2月頃に試験湛水を終了する予定です。

 ダム湖名称については一般公募し、ダム湖として誰にでも親しみやすく地域にふさわしい名称を選定しました。

 今後は、ダムおよび貯水池周辺の安全確認を行いながら試験湛水をすすめるとともに、周辺整備等の残工事について安全および自然環境に配慮しながら、一日も早くダムの機能が発揮できるよう、職員一丸となって事業を進めて参ります。

(国土交通省東北地方整備局
森吉山ダム工事事務所)

閉塞ゲート降下ボタンを押す関係者

閉塞ゲートが閉じられ湛水が開始された瞬間

氷と雪に覆われた森吉四季美湖(2月15日)
(湛水開始から26日目)上流より堤体を望む

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