国土交通省が、一級河川岩木川に建設を進めている津軽ダムが、平成22年2月27日に実施された「弘前(ひろさき)・大鰐(おおわに)・西目屋(にしめや)モニターツアー」のコースに選ばれました。
このツアーは今年12月の東北新幹線全線開業に向けて、弘前観光コンベンション協会が「津軽地域の新たな魅力」を発掘するために企画したものです。
弘前市や大鰐町では地域の特産物や温泉入浴の体験などがコースに選ばれています。津軽ダムの立地村である西目屋村からは世界自然遺産である白神山地の魅力を紹介する「白神山地ビジターセンター」、厳冬期は滝の水が凍結して氷柱ができる「乳穂ヶ滝(におがたき)」などのいわゆる「名所」と呼ばれるところだけでなく、津軽ダムの工事現場もツアーのコースに選ばれました。
今までこのようなツアーに津軽ダムの工事現場が含まれたことはなく、非常に珍しいケースです。
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ツアーの当日は関係者を含む約40名が工事現場を訪れ、46トンダンプカーの大きさに驚きながらも、記念撮影をしていました。ツアー参加者からの意見や感想を反映させ、「定番ツアー」として商品化させるようです。実際にツアーが商品化された段階で、津軽ダムの工事現場がコースに選ばれるかわかりませんが、もし実現すればかなり「異色」な旅行商品といえます。
津軽ダム工事事務所は平成28年度のダム完成を目指して設置されている組織ですが、「観光」は国土交通省として取り組んでいる業務であることから、今後もこうした機会があれば、工事現場の安全管理に支障がないことを確認した上で協力していきたいと考えております。
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