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ダムニュースNo.327(平成23年5月)

左岸側堤内仮排水路の運用が始まりました

− 東北地方整備局 −

 国土交通省が一級河川岩木川に建設を進めている津軽ダムは、既設目屋ダム(青森県管理:昭和35年完成)の直下約60mに建設するダム(写真1)であり、平成20年度から本体工事に着手、平成22年5月からは本格的にダム本体コンクリート打設が開始され、平成22年度は総打設量717,000m3の約10%にあたる74,500m3の打設が完了しており、今年度は約206,000m3の打設を計画しています。

 当ダムの転流方式は、目屋ダムの機能を維持しながら施工をすすめる必要があることから、目屋ダムからの放流水を左右岸の仮排水路に切替ながら堤体を施工する半川締切方式を採用しています。目屋ダムは通常、河川流量が20m3/s以下の場合、ダム上流で全量が発電取水となり目屋ダム直下流には放流されません。目屋ダムから放流される期間は春の融雪出水となる3月末頃から6月初旬の間と7月〜9月の洪水期に梅雨前線による降雨や台風による大雨により放流される一時的な期間となります。

 昨年度までは目屋ダムから放流された水はコルゲートセルにより半分に仕切られた河川の右岸側を流し(写真2)左岸側のコンクリート打設を行いながら左岸側の仮排水路(写真3)を完成させました。

 今年度からは完成した仮排水路を運用して放流された水を処理しながら(写真4)右岸側のコンクリート打設を行っていき、右岸側にも計画されている仮排水路の完成後は、左右岸全面のコンクリート打設(RCD工法)に移行する計画となっています。

 目屋ダムでは4月に入り、降雨及び融雪水の流入量増加に伴いダムからの放流が連日行われていますが、放流水は完成した左岸側堤内仮排水路を通り河川に流されています。仮排水路は160m3/sの流下能力があり、それを超える放流があった場合はダム堤体上の切りかけ部を利用し40m3/s処理する計画となっています。

(東北地方整備局 津軽ダム工事事務所)

詳しくは、津軽ダム工事事務所ホームページをご覧ください。

ホームページアドレスhttp://www.thr.mlit.go.jp/tugaru

写真1:右岸天端から左岸側を望む

写真2:右岸側を流れる放流水

写真3:右岸側にも左岸側と同様に
堤内仮排水路がつくられます。

写真4:左岸側堤内仮排水路に流れ込む目屋ダムからの放流水

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