HOMEへ
 HOME > 図書出版・データ集 > ダムニュース

ダムニュースNo.336(平成24年2月)

津軽ダム猛禽類検討委員会を開催

− 東北地方整備局 −

 国土交通省が、一級河川岩木川に建設を進めている津軽ダムでは、平成24年1月19日、弘前市内において「第14回津軽ダム猛禽類検討委員会」を開催しました。

 津軽ダム猛禽類検討委員会は、平成16年7月に設立後、これまで13回の委員会を開催し、希少猛禽類とダム事業との共存方策を継続して検討・実施してきました。そして、平成19年2月には、希少猛禽類とダム事業との共存方策をとりまとめた「希少猛禽類のための生息環境配慮指針(以下「配慮指針」という)」を策定し、希少猛禽類の生息環境に配慮しながら調査・工事を進めています。

 今回の委員会では、主要地方道岩崎西目屋弘前線の県道付替工事並びに林道付替工事に加え、ダム本体工事が本格化していることを受け、平成23年シーズンの調査結果並びに平成24年シーズンの配慮計画及び調査計画等について審議していただきました。

平成23年シーズン調査結果

 平成23年シーズン工事の配慮対象となるクマタカ、オオタカのつがいについてモニタリング調査した結果、飛翔状況や繁殖状況等から工事による影響は確認されませんでした。

 今後も引き続き、希少猛禽類の生息環境及び繁殖に配慮しながら工事を進めて行く必要があります。

・生息状況
 調査範囲には、クマタカ7つがい、オオタカ1つがいの生息が確認されました。

・繁殖状況
 クマタカ2つがいが繁殖に成功し、幼鳥が1羽ずつ、計2羽の巣立ちが確認され、このうちの1つがいは、3年連続での繁殖に成功しました。また、オオタカ1つがいが繁殖に成功し、幼鳥2羽の巣立ちが確認されました。

平成24年シーズン配慮計画と調査計画

 平成24年シーズン配慮計画と調査計画について説明し、了承されました。

 平成24年シーズン工事の配慮対象となるつがいは、クマタカ6つがい(工事の終了に伴い対象1つがいが減)、オオタカ1つがいで、配慮計画は、工事時期の調整や工事照明の調整の他、工事の騒音・振動、建設機械の存在に徐々に慣れさせていくコンディショニングを実施します。

 平成24年シーズンの調査計画は、工事の影響に関するモニタリング調査の他、行動範囲が特定されていないクマタカの行動圏把握のための詳細調査及び巣の位置が明らかにされていない巣の調査も実施します。

 この他、行動範囲の特定されている猛禽類の行動圏の変化についても検討します。

(東北地方整備局 津軽ダム工事事務所)

詳しくは、津軽ダム工事事務所ホームページをご覧ください。

ホームページアドレスhttp://www.thr.mlit.go.jp/tugaru


津軽ダム 谷田事務所長


審議の状況


クマタカ:平成23年生まれ雛と親鳥


オオタカ:平成23年生まれ幼鳥


平成23年に確認されたクマタカ(♂)


平成23年に確認されたクマタカ(♀)

  WEB CONTENTS

  出版図書


  ダム技術目次検索


  ダムニュース

一般財団法人ダム技術センター 東京都台東区池之端2-9-7 池之端日殖ビル2F
Copyright(C) National Institute of Informatics