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ダムニュースNo.346(平成24年12月)

払川生活貯水池「試験湛水式・ダム湖命名式」

− 宮城県 −

 二級河川伊里前川水系伊里前川、宮城県本吉郡南三陸町歌津字払川地内に宮城県が建設を進めている払川生活貯水池について、平成24年11月1日に地元関係者をはじめ発注者である宮城県、ダム本体工事の施工者である間組・若生工業特定建設工事共同企業体など工事関係者、約60名が出席し試験湛水式及びダム湖命名式が執り行われました。

 払川生活貯水池は、洪水調節、水道用水及び流水の正常な機能の維持を目的とする多目的ダムであり、堤高38.9m、堤頂長94.5m、堤体積32,000m3、総貯水容量950,000m3の重力式コンクリートダムです。平成4年度に建設事業に採択され、平成21年3月には本体工事に着手し、平成24年5月に堤体コンクリートの最終打設を行いました。その後、施工者の計画的な工程管理により工事は順調に進捗し、平成24年11月から試験湛水を行うことになりました。

 試験湛水式は、安全確認を行った後、仮排水路をゲートで閉塞し、参加者全員の万歳三唱で式が締めくくられました。このたび無事に試験湛水を開始することができたのは、地元関係者をはじめ多くの方々のご理解とご協力、そして、震災で大きな影響を受けたにも関わらず工事進捗に努めた工事関係者のご尽力のおかげであったと考えております。

 また、湛水の開始に伴い誕生する「ダム湖」の名称については、地元である南三陸町の町長、行政区長など7名で構成する「払川ダム湖名前選定委員会」により、応募総数379件の中から「親しまれる名称であるか」、「地域に由来する名称であるか」などの視点で審査を行った結果、南三陸町と気仙沼市にまたがりツツジで有名なランドマークとなっている「田束山(たつがさん)」に由来するダム湖名として「田束湖(たつがねこ)」が選定されました。試験湛水式に先立って執り行われた命名式では、このダム湖名が発表され、地域の皆さんに愛され、親しまれるダム湖「田束湖」が誕生しました。

 払川生活貯水池は、治水安全度の向上並びに水道用水の安定的な供給のみならず、東日本大震災で被災した南三陸町の復興のシンボルになるもので、今後も工事関係者、発注者が一丸となり事業完了に向け取り組んでまいります。

 また、宮城県では平成25年4月から6月にかけて、仙台・宮城の観光に「元気」と「輝き」を取り戻すため、観光復興の姿を全国に強く発信し、「東日本大震災」からの復興はもとより、改めて観光王国宮城の実現を目指し「笑顔咲くたび伊達な旅」を合言葉に「仙台・宮城デスティネーションキャンぺーン」を展開することとしております。ぜひ、払川ダム及び湛水に伴い誕生した田束湖にも足を運んでいただきたいと思います。

(宮城県 土木部 河川課)

ダム湖名称
完成イメージ
湛水開始(ゲート閉塞完了)
ダム湖の名称発表

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