国土交通省が一級河川岩木川に建設を進めている津軽ダムが所在する 、青森県中津軽郡西目屋村のブナの里白神公社では1月31日(木)に同社が運営する「物産センターBeechにしめや」の駐車場で村産の特選りんご(有袋 ・無袋ふじ)約2千個を雪室に貯蔵する作業を行いました 。
雪室にはりんごのほか村特産の 「白神そば 」の実も試験的に貯蔵されました 。この日貯蔵されたりんごは3月下旬に掘り出され 、贈答用の『白神 雪ん子りんご』として同センターから販売されるほか 、そばの実は4月中旬まで貯蔵されてから 、同センターのレストランで提供されます 。
雪室とは 、雪国に古くから伝わる食べ物を保存しておく貯蔵方法で 、とかく邪魔者扱いされる豪雪地帯の雪を有効利用した天然の冷蔵庫です 。雪室の中は 、温度が約0〜2度 、湿度が約90%で一定に保たれ 、りんごの乾燥を防ぎ酸味がまろやかになり甘さを引き立たせるといわれています 。また 、通常の冷蔵貯蔵とは違い電気を一切使用しないので地球環境にも優しいエコな保存方法といえます 。