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ダムニュースNo.369(平成27年1月)

試験湛水中の夕張シューパロダム

洪水時最高水位に到達

−北海道開発局−

北海道夕張市において、北海道開発局が建設を進めている夕張シューパロダムは、現在試験湛水を実施しており、平成26年11月13日、洪水時最高水位(サーチャージ水位:標高301.5m)に到達しました。

 夕張シューパロダムは、かんがい、発電を目的とし昭和37年に完成した大夕張ダムの再開発事業として、恒常的なかんがい用水不足の解消と共に、新たに洪水調節、流水の正常な機能の維持、水道用水の確保の目的を追加して計画され、国土交通省、農林水産省、石狩東部広域水道企業団及び北海道企業局の共同事業により建設が進められています。

 型式は、堤高110.6m、堤頂長390m、堤体積94万m3の重力式コンクリートダムであり、総貯水容量は大夕張ダムの約4.9倍の427百万m3(全国第4位)、湛水面積は約3.2倍の15km2(全国第2位)となります。

 堤体建設工事にあたっては、大夕張ダム及び直下の発電所を運転しながらの施工となるため、同軸での嵩上げではなく、155m下流を新たなダム軸とした新規の堤体を構築するものです。

 平成3年度に実施計画調査、平成7年度に建設に着手し、各種調査、補償、工事等を進め、平成15年度には転流工工事に着手、平成19年度より本体コンクリート打設を開始し平成24年度に同打設を完了しました。

 試験湛水は平成26年3月4日に開始、下流に大夕張ダム分のかんがい用水を供給しながらも順調に水位は上昇し、平成26年10月5日に平常時最高貯水位(常時満水位)に到達、11月13日には試験湛水の最高水位である洪水時最高水位(サーチャージ水位)に到達しました。

 到達中はダム天端と下流の工事用道路橋を一般開放し、雪の降る大変寒い気候にも関わらず、大勢の来訪者で賑わい、非常用洪水吐から放流する様子や満水となった広大な湖面を見学しました。

 試験湛水は水位を低下させ、ダム堤体、基礎地盤及び貯水池周辺地山等の安全性を確認した後に完了、平成27年4月より本格運用に移行する予定です。

(北海道開発局 札幌開発建設部 夕張シューパロダム総合建設事業所)

<湛水前の大夕張ダムと
夕張シューパロダム
(平成25年9月)>
<下流から見た越流状況>
<貯水池や越流状況を眺める来訪者>
<管理棟展示スペース
(10月14日公共施設見学ツアー)>

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