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ダムニュースNo.372(平成27年4月)

クマタカ4つがいが繁殖成功 

「第17回津軽ダム猛禽類検討委員会」を開催

−東北地方整備局−


国土交通省が一級河川岩木川に建設を進めている津軽ダムでは、1月28日(水)に「第17回 津軽ダム猛禽類検討委員会」を開催しました。

津軽ダムでは、ダム事業区域周辺に生息する希少猛禽類とダム事業の共存方策を検討、実施するために、学識者や地元野鳥の会メンバー等で構成する「津軽ダム猛禽類検討委員会(委員長:小笠原 ? 秋田大学名誉教授)」を平成16年7月に設立しています。これまで、工事による猛禽類への影響をモニタリングした調査結果の報告や工事での配慮計画、調査計画を立案し、同委員会で審議を諮ってきました。

今回の委員会では、平成26年シーズン(平成25年12月〜平成26年11月)のモニタリング調査の結果、調査対象であるクマタカ7つがいのうち、4つがいが繁殖に成功し、幼鳥4羽の巣立ちを確認したことが報告されました。このうちの1つがいについては、工事箇所近くで繁殖の兆候が確認されたため工事を一時中止し、さらに工事再開時も段階的に工事量を増やしてクマタカを工事に慣れさせるコンデショニングを実施した結果、無事、幼鳥の巣立ちを確認したことなどが報告されました。その後、平成27年シーズンの配慮計画、調査計画について、審議に諮り概ね了承されました。

平成16年度から始まった同委員会は、今回が最後の開催となりました。小笠原委員長からこれまでの調査結果の総括として、「工事による希少猛禽類への影響はほとんどなかったと感じている。非常にうまくいった事例である」と猛禽類への影響に配慮しながら工事を進めた結果が評価されました。

津軽ダムでは、平成27年度の冬期から試験湛水を予定しており、今後は工事と湛水による影響をモニタリングすることとなります。今後のモニタリング調査の結果は、平成26年11月に設立した「津軽ダムモニタリング委員会」において、審議していくこととなります。

(東北地方整備局 津軽ダム工事事務所)

工事による猛禽類への影響は見られなかった
(津軽ダム本体工事)
挨拶を行う小笠原委員長
委員会のようす
津軽ダム周辺を飛ぶクマタカの幼鳥
(平成26年5月生まれ)
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