本文へ移動

コンクリートダムの合理化施工に関する研究

巡航RCD工法での施工の流れ
RCD工法は、我が国において重力式コンクリートダムの合理化施工法として開発され、我が国のダム施工法の大きな柱となっています。しかし、昨今の社会・経済情勢の下、コスト縮減につながる工期短縮や省力化、効率化など、より一層の合理化に向けた技術開発が必要となってきており、従来のRCD工法をより効率化・高速化する技術開発が継続的に行われてきました。そのような状況のなか、嘉瀬川ダム(国土交通省九州地方整備局)において、RCDコンクリートを外部コンクリートに先行して打設することによって打設速度をほぼ一定に保つ高速施工法である「巡航RCD工法」が開発され、ダム堤体の一部で実施されました。

その後、湯西川ダム(国土交通省関東地方整備局)においては、リフト全面施工を実現し、リフト打上がり速度の向上を実現しました。ダム技術センターは、この巡航RCD工法の開発・適用に継続的に関わってきており、その知見も最大限に活用しながら、今後の重力式コンクリートダムの施工の合理化の検討に対する技術協力を実施していきます。なお、技術概要を「巡航RCD工法施工技術資料」(ダム技術センター発行)にまとめております。
RCDコンクリートの先行打設状況写真(嘉瀬川ダム)
湯西川ダムでの施工状況
2024年10月
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
↑一般社団法人ダム工学会HP
TOPへ戻る