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フィルダムの設計及び施工の合理化

設計・施工

ロック材について、コスト縮減のため貯水池内堆積物、掘削ズリ等の有効利用を図るとともに、薄層転圧により締固め度を上げ、密度、せん断強度を増大させ、堤体積の縮減を実現させました。また、土質コア及びフィルターについても既存ロックフィルダムの資料収集・整理を行い、材料の有効利用、設計・施工合理化の検討を行っています。また、大規模なコンクリート構造物となる洪水吐きについて、地質・地形を考慮した配置や構造の検討を行い、設計・施工の合理化を図っています。

表面遮水壁型フィルダム

アスファルト表面遮水壁型フィルダム(AFRD:AsphaltFaced Rockfill Dam)は、表面遮水壁をアスファルトで施工したもので、揚水式発電を目的とする調整池等において現在、国内で建設が進められています。ダム技術センターでは、遮水壁材料及び設計、施工技術を検証し、厚層舗設などの技術開発を推進するため技術検討会を設置して、遮水壁材料及び設計、施工法、品質管理基準及び施工マニュアル(工法規定)等の評価・検討を行っています。また、建設後、30年程度経過し、上部層の損傷・劣化が進んだアスファルト遮水壁の全面補修技術についても評価・検討を行なっています。

ロックフィルダムのゾーニング設計(大分川ダムの例)

アスファルト表面遮水壁型フィルダム(AFRD)の施工状況(京極発電所上部調整池)

2024年3月
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↑一般社団法人ダム工学会HP
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