ダム技術センターでは、堤体端部(アバットメント)の法面部を大規模なコンクリート躯体による人工岩盤を設置することで堤体掘削量および法面切土面積を大幅かつ安全に軽減する造成アバットメント工を開発しました。造成アバットメントを採用することにより大規模な人工岩盤を造成し、本体掘削量・堤体積の大幅減と切土法面縮小によるコスト縮減および環境負荷軽減の効果が大きく得られます。西の谷ダム、稲葉ダムなど、現在まで数ダムで採用されています。
稲葉ダム、傾斜型造成アバットメント
傾斜型造成アバットメントの基本概念図
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